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レギュレータ交換

(Regurator replacement)


15.10.11(土)(天候:晴れ)

「キャブレター清掃」から端を発した我がベベルの不調ですが、キャブのフロート交換、ポイント・コンデンサー交換等を経て、ようやく形になってきました・・・と思っていた10月初旬、エンジンをかけてチェック等をしている際にふと気付くと、何やらバッテリーの消耗が異常に激しいようです。

エンジン始動中にバッテリー端子間電圧を測定すると、回転を上げた状態(4000回転付近)でオルタネータからは問題ない交流電圧が立ち上がっているにも係わらず、バッテリー端子間電圧は11V付近しかないという状況です・・・レギュレータをフリーにして、直接出力電圧を測定してみると、これが何と「0V」・・・どうやらレギュレータが逝ってしまったようです・・・私のベベルに付いているレギュレータは、国産の流用品(ホンダCB400SF用のものらしい)なんですが、これが壊れるとは思っても見ませんでした・・・
同じものを探して取り付けるというのも「あり」なんですが、ベベル・クラブの情報によれば「カワサキ・ゼファー400」用のレギュレータも使えるらしいということが判明・・・オークションを物色してみたところ、非常に安価でゼファー用レギュレータが出品されているのを発見しましたので、とりあえず我がベベルを「実験台(笑)」にしようと思って落札・入手しました。

左下写真が入手した「ゼファー400用レギュレータ」です・・・2列に並んだ端子の内、上の両端2つがバッテリーへの出力、下の端子がオルタネータの入力端子となります。



実際に、我がベベルのレギュレータ取り付けラグと比較してみると(上中、左)、現在装着されている機械式レギュレータ・ボックス(内部にCB400SF用レギュレータが内蔵されています:写真下左)よりもやや大きく、取り付けボルト穴の位置もかなり異なっています・・・これを直に取り付けようと思えば、フレームのラグに穴を追加するか、またはマウント・ブラケットを自作する必要がありますが・・・あまりフレーム側は弄りたくないところです(笑)・・・まぁ取り付けについては後で考えるとして、とりあえず入手したレギュレータが使えるかどうかを確認します。

確認するには、オルタネータからの線を新しいレギュレータに接続し、レギュレータからバッテリーへの線を外してバッテリーの電気だけを使ってエンジンを始動します・・・この状態で、レギュレータの出力端子間電圧を測定し、所要の電圧が立ち上がっていればOKです・・・が、実際に確認してみると20V付近までの出力が出ています?・・・これって「過充電」になるのでは??・・・電気で「困ったこと」と言えば、Bevel Enthusiasmでも何度もご登場いただいている「絶版旧車の世界トピ」のmatthew_eyreさんです(毎度お世話になってます)・・・電話で確認したところ「レギュレータの開放電圧ならその程度は出ている・・・抵抗物(=バッテリー)を接続すれば、多分適正な値になる」とのこと・・・なるほど、これで安心して作業に取りかかれます(笑)。



さてさて・・・レギュレータの取り付け方法ですが・・・よくよく見ると、ゼファー用のレギュレータは、機械式レギュレータ・ボックスの内部よりも少し大きい程度です・・・ついでに厚みも問題ありません。
それならば今までと同様に、レギュレータ・ボックスに内蔵できるようにしたいというのが人情というもの(笑)・・・早速グラインダーによる整形に取りかかりました。

まずは「機械式レギュレータ・ボックス」内部に取り付けるためのボルト位置の加工です・・・これまで付いていたレギュレータ用のボルト位置が、ゼファー用の穴よりもやや広く、穴を開け直す必要があります・・・ドリルでちまちま開けてもいいんですが、そんなに径の大きなドリルは生憎持ち合わせていません(笑)・・・レギュレータ上下に対するボルト穴の位置関係は幸いにして同じでしたので、穴の位置を両サイドまで貫通させるという「いつもの力技」に出ました(上中)。
この後は、「現物合わせ」による整形が続きます・・・両端を数mm落とし、ボックスの四隅にある「出っ張り」を避けるように、レギュレータ・フィンを大胆に切り飛ばしていきます・・・これで後には戻れません(笑)。

最終的には右上写真のような形状となりました・・・これでレギュレータ・ボックス内にジャスト・フィットです(左下)。



レギュレータの冷却効果・・・という点から考えると、レギュレータ・ボックスの蓋を付けるのは「どうか?」と思ったんですが・・・「ゼファー用の”今時の”レギュレータ+発電力の小さいオルタネータ=発熱量は低い」という図式により、蓋を装着することにしました(上中)・・・これで見た目は以前と全く変わりません。

最後にオルタネータからの配線を奥の端子に、バッテリーへの配線を手前の端子に接続して交換完了です(上右)・・・なお、オルタネータからの配線は、奥の端子であればどこに繋いでも構いません・・・手前の端子は左側が「+」(配線が赤い方)、右側が「−」(同黒い方)となります。

今回は、レギュレータ本体の加工(整形)作業がメインとなりましたので、ポン付けと比べるとやや時間がかかっていますが、それでも総作業時間は2時間程度でした。

後日談1: 本来であれば、ここで作業終了後のレギュレータの出力を測定して掲載したい所なんですが・・・実はキャブレター及びポイント・ベースのトラブルが解消されておらず、まだ測定できていません・・・ただ、これらのトラブル・シュートのためにエンジンを始動して、停止後にバッテリー電圧を確認すると・・・やはりバッテリーはかなり消耗されているようです。
前レギュレータは電圧が全く立ち上がっていなかったので、これが壊れていたことは間違いないと思いますが・・・これはどうやら「バッテリー」の方も寿命である疑いが濃厚です(既に2年以上使ってますし・・・)。

後日談2: ポイント・ベースを溶接で修復後、フロント・バンクのスパークが飛ばない事象が発生しました・・・導通がおかしいようだったので「コイル断線」かと思い、「絶版旧車の世界」のmatthew_eyreさんにダイナのコイルをお借りしたんですが・・・よくよく確認してみると、ポイントの取り付けボルトがショートを起こしていました・・・matthew_eyreさん、お手数おかけしました。
ということで、15.11.15にレギュレータの電圧確認を実施しましたが・・・以前のものより「ライト・オフ」時の充電圧がやや低いようですが、「ライト・オン」時の電圧低下が少なくなっています・・・総評としては、十分使えるレベルだと思われます。

回転数Light OffLight On
14.9.2814.12.3015.11.1514.9.2814.12.3015.11.15
150012.4V12.6V12.7V12.2V12.3V12.5V
200012.6V13.2V12.8V12.3V12.5V12.5V
300013.2V15.0V13.7V12.5V13.0V13.1V
4000No Data15.0V14.8VNo Data13.4V13.4V

後日談3: レギュレータ交換後、約半年ほどで再度レギュレータが逝ってしまいました・・・原因は不明ですが、やはり「加工」が問題だったかも知れません・・・ということで、再度ゼファー用のレギュレータを入手し、今度はフレームのレギュレータ・ブラケットに穴を空けて、そのまま取り付けることとしました・・・以来、2年以上になりますが、特に問題もなく快調に充電してくれています(笑)。






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