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スロットル・ストッパー加工

(Throttle stopper modification)


15.3.6(木)(天候:曇り)

先日のスロットル点検以来、特に「ストッパー」が噛み込むようなこともなく、状況としては良好と言えなくもありませんでしたが・・・暖機のためにスロットル・ストップ・スクリューの開け閉めを繰り返している内、ネジが「フリー」になってしまったようです。 どうやら、スロットル・ストップ・スクリュー先端の「ボール状」の部分から、またもやストッパーが外れたような気配・・・このままでは、いずれまた「噛み込み」を起こすことは必至です。
例によって、スロットルを分解した後、ストッパーを押し込もうと思っていたのですが・・・この状態のままでは、おそらくストッパー外れが頻発し、煩わしいこと「請け合い」でしょう(笑)・・・結局、根本的な解決方法を探ることにしました。


上左の写真を見ると、スロットル・ストッパーの状況が判ります・・・スロットル・ボディーの「窪み」に入り、このため「定位置」からずれないようになっています(これがずれると「噛み込み」を起こす可能性があります)。

さてさて・・・以前「ベベルバカの館」で話題になったことがありますが、スロットル・ストップ・スクリューが「固すぎて回らない」というのは、かなり一般的な事象のようです(私のもそうでした)。 この原因としては、スクリュー先端のボール状の部分がストッパーに「きつきつに」はまり込んでいるため、スクリューとストッパーが「共回り」しようとしますが、上述の通り、ストッパーの回転方向の動きが規制されているためです(上図中参照)。 従って、ストッパーの穴をタップ等で少し「拡大」すれば、スクリューとストッパーの共回りが解消でき(上図右)、ストッパーを働かせることができます(ベベルバカの館では、この方法をアナウンスしました)。

・・・しかし、この方法には少し問題がありました・・・スクリューを締め込むときはこれでいいのですが、「弛める」とき、ストッパーからスクリューが「抜ける」のを防ぐ手段がありません・・・事実、このために私のベベルではスクリューからストッパーが外れ、スロットルに噛み込むという「不具合」を惹起しました。 この「不具合」を発生させないためには、何らかの方法で「抜け止め」を設ける必要があります。

   
最も手っ取り早いのは、ストッパー側に「抜け止め」を設ける方法です・・・おそらく、ノーマルのデイトナ2−Cスロットルのストッパーにも、この方法が採られているはずなんですが・・・如何せん、ストッパーとボール状の先端の間のクリアランスが狭すぎて(・・・というより、多分「ない」と思います)、満足に動作させることができません。 ついでにストッパーは上述の通り、既に「穴が拡大されて」います(笑)・・・ここではストッパーが「樹脂製」であることを利用しました。
ストッパーの「スクリューが入る側」を熱すれば、当然「樹脂」が溶けて、穴の方に盛り上がってきます(上図左)・・・まぁ、あまり「やり過ぎて」変形させないように注意は必要ですが・・・熱源は「樹脂を溶かすことのできる」温度が発生できれば何でも構いません(ちなみに私は「100円ライター」を使いました(笑))。 この「盛り上がり」が、スクリュー先端の「くびれ」にはまるようにします・・・このままでは「くびれにはまる」どころか、先端を通すことすらできませんので、入口の穴をボールより「少し狭い」くらいに加工するとともに、ストッパーの反対側からヤスリを入れて、「抜け止め」の厚みを調整します(上図右)。

これで「抜け止め」の完成です・・・スロットルにセットして、動作を確認すると・・・以前より少し「渋く」なりましたが、十分指先でスクリューを回せるレベルです。 また、弛める方向に回しても、抜け止めが効いているので「スクリューが簡単に抜ける」ということはありません(当然ですが、スクリューが抜け止めで「固く」なってから、更に弛める方向に回し続けると抜けます)。
スクリュー先端にストッパーを取り付ける際、抜け止めの影響で固くなりましたが、とりあえず「そうそう分解する部分」ではないので、一度取り付けてしまえば全く問題はないと思われます。

スロットル分解から、これらの加工を施して組み付けるまで、作業時間は約30分程度でした。






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